庭が造られたのは 何時頃でしょうか。平安の世 屋前と書いて「にわ」と読んでいました。自然の中に住んでいたとき 庭は意味がありません。都市化が始まり 敷地が区画されたときから 住居と庭の関係が生まれ 家の周りに擬似的に自然を作り出すことから庭が出現したといえます。
平城京とか平安京など都市が作られた頃から 庭が出現したといえます。
都市化が進む現代 庭は必需なものになっていると思います。やむなく高層マンションに便利に住んでいる人も多くなっていますが 都市文明がもたらすストレスは大きくなる一方で それを庭によって癒される効果は大きくなっています。
住まいは 住宅と庭 つまり 一戸建て住宅が理想です。都会ではそれがかなり難しい状況ではありますが なんとか頑張って 庭のある住まいを獲得したいものです。
元気屋上はそのためにも必要なアイテムだと思っています。屋前と書いていた時代から 屋上と書いてにわと呼ぶ時代になったと思い 元気屋上をげんきにわと詠んでいます。
人間は最高の生物です。でも私たちの身体のシステムは 元始人と同じシステムです。私たちの身体のシステムは元始人のまま決して進化していないのだと思います。文明は進歩しても 私たちの身体はそれとは無関係です。高層マンションに住んでいようが 穴倉に住んでいようが私たちが作り出した価値から判断しても何の意味がないのです。つまり高層マンションに住んでいるのは 原始人たる人間だからです。
自然の中で生き抜いてきたシステムで構成されている人間の基本構造はなにも変わっていないのです。文明が進み生きやすくなっている点もありますが 損なわれている点も多くなっています。
もう一度ここら辺で 原始人たる私たちを見直して 元気で長生きするライフスタイルを作っていかないといけなくなっているのではないでしょうか。