蔓(つる)は どんどん伸びるけど 目をもたない。偶然 何かにしがみつく。巻きついて 身体を支えていく。

巻きつく先がないとき 彼らは 枯れる。全部の栄養を 吸い取られて 細い糸になって 枯れ落ちる。無駄は許されない。

ブドウの場合 巻きつければ どんどん栄養が送り込まれ 堅固な蔓になる。しっかり巻きつき外れないように太く大きくなっていく。

植物は いけいけどんどん であるが そこには 運不運の分かれ道で 過酷な運命が待ち受けている。

フリーターなんて 存在できない。役に立たないのは 即 枯れる。枯れさせられるのか 枯れるのかは わからないけど 自然の摂理である。

一定の季節の中で 生きているので 将来何かになるかもしれないという 甘えは許されないのだろう。

この 与えられた季節の中で 最大の成果をいかに残せるかが 植物たちなのかもしれませんね。