庭と呼ぶには 大きすぎる。前に書いた イギリスブレニム宮殿のときのように  広がり というか 風景式庭園といえば それを見た。

東西冷戦が始まったころ ここには ウラン鉱山があった。放射能に汚染された大地と 病に冒された人々が残った。 露天掘りの跡地 そこの傷跡をいやす グランドカバーとして公園が作られている。まだ 始まったばかり、形が見え始めている。



 
露天掘りの谷をまたいで 二つのスペースを橋でつないでありました。デザインとしては とても面白い ユニークな形でした。平坦でまっすぐな道などないと 語っているようでもあります。



 
 
橋の上から眺める この広大な敷地に 木を何本植えれば いいのでしょうか。どんな草木を植えこんでいくのでしょうか。人間がやろうとすると 莫大な金がかかる。

手を入れざるを得ない状況だから 自然をいやす グランドカバーが必要だ。

美しい庭として完成するには 数百年の月日がかかるのだろう。季節を数百回超えて 自然と人間のやることの 折り合えるところが 庭なのだろう。



 
 
赤い屋根の建物は 過去の歴史資料館として ウラン鉱山の歴史を展示してありました。

右上のタワーはロッククライミングの練習所。



帰りの車窓からの風景。

なるほど そうなのか と 何となく納得させられる。