冬の季節風をいかに防ぐか ビル風対策として 作っていた防風壁が 台風11号でその効果を見せてくれました。
ビルの壁に当たり 元気屋上へ吹き込んでくる風を 上空に吹き上げようと 斜めに傾斜した壁を作っていました。まだ完成していないので ちょっと心配でした。
風で壊れることもなく 屋上への風を キャンセルしてくれました。樹木や野菜も風の被害を受けることもなく 屋上の風対策は なんとかなりそうです。
猛暑対策 風対策と 問題解決の方法が見つかり 屋上庭園も 元気がでそうです。
屋上に居るときに 地震を感じました。免震花壇を開発しているつもりでも本当にその動きをするか 実験しているわけではないので 今回の地震は 実大実験をしているようでした。
建物が揺れ始め 温室などは建物と一体にうごいていました。きしむこともなく安心してみていることができました。免震花壇は建物が動いているときは 空中の一点に留まっていました。
屋上の揺れが治まった頃から 花壇はゆれ始めました。その後長い間ゆったりと揺れていました。花壇の揺れで支持構造が変形することもありませんでした。またぶつかったり 危険な動きと感じられるようなこともありませんでした。
ハンギングスタイルの花壇は 地震のときに 建物に有害な荷重として働くのではなく むしろ筋交いの浮き上がり防止の働きを十分果たしてくれそうです。木造住宅に屋上庭園を作る方法として採用できる花壇となると思いました。
朝夕は 涼しさを感じるようになりました。真夏の暑さも10日ほどです。
元気屋上は 隣に高いビルがそびえ 学校の広い運動場に隣接しているため いわゆる強いビル風の立地にあります。この風を利用するため風力発電を計画しています。しかしその前に風の対策が必要です。
お盆休みに 懸案の風対策の工事に取り掛かりました。ビル風を 上方に吹き上げて直接元気屋上に当たらないようにしようというもくろみです。計画通り風が動いてくれるかどうかわかりませんが 以前から吹流しを立てて風を見てきました。
風が強いことは 実験屋上としては いいことだと思っています。悪い条件が課題が見つけやすくしてくれるし その対策をいろいろ検討することができるからです。冬の季節風をこの夏の工事でなんとかしてみたいと 思ってます。
高所作業でちょっと怖いのですが 今日も汗一杯かいて 頑張ろう!その前に UVクリームをしっかり塗ってからです。
景気も踊り場をようやく 脱して回復の兆しのようです。日本の物作りの危機がマスコミでとりあげられていましたが 元気屋上で野菜作りをしていて 大丈夫と感じることがありました。
植物はシステムです。自然の中で柔軟に対応できるシステムです。扱う私のほうが何も判らず対応していても 彼らのシステムはきちんと動いています。時間の経過のなかでしっかり見つめていけば 理解することも多くなります。
生産工場もシステムです。コンピューターの会社も銀行もシステムです。ラインに物が載って工程で加工されて製品が完成する。改善をするには 現場をよくよく見ていけば 対応策がでてくるものです。
日本人は農耕民族の血が流れているぶん 時間の流れの中で変化していくものをしっかり見極めることに長けていると思うのです。野菜作りと仕事の考え方に違和感を感じないのです。高品質の農耕文化がしっかりしていた日本だから 物作りをしっかりすることができたのだと 感じるこのごろです。
政治はシステムになっていない分 だめなのかもしれません。政治システムをしっかり構築できるようになれば 談合などない 一流の政治国家になれるのではとも思います。
野菜の収穫は 太陽の光の強さに正比例するようです。毎食ベビールーフサラダを食べていますが 食べきれなくなっています。
古着水耕栽培は 古着でくるんだ根の部分は 生物の共生体となり 腐敗が起こらないという仮説を立てて 実験に入りました。元気に成長しているものもあるなか 液肥に腐敗臭が起こるものもあり 原因が掴めず 現在様子を眺めているという状況です。
仮説を立てて なんとかなるかなと 考えていたのですが そうは問屋はおろしてくれないようです。そもそもこの暑さで 液肥の温度は 日中どんどん上がってしまい 葉からの水分蒸発量が多くなり 葉っぱはうなだれ状態で やっと生きている様子です。それにしても 植物の生命力はすごいと思います。
身近な資源である 古着をリユースして 野菜やくだものができればいいなと考えて始めましたが 問題山積です。