ヘックス城の庭は バラでも有名だそうです。そこで バラの写真をごらんいただきます。城の表の顔は緊張感のあるフランス式の刈り込みですが そのわきには 気分を和らげるバラが配されていました。
大輪のばらが咲き誇っている いい季節でした。
庭園に向かう小路には バラがここかしこに 植えられていました。白バラの大木 意図したものか それとも大木になってしまったのか?樹木の足元に絡むバラもいいものですね。
城のあちこちに バラが咲いて アクセントになっていました。
ヘックス城には バラの育成のための 畑があるようです。そこでも いろんなバラが咲いていました。
「ベルギーの首都ブラッセルから東85km、リンブルグ州南部にある、ヘックス城は、1770年にリエージュ司教のシャルル・ド・ヴェルブリュックによって建てられたロココ様式のエレガントな城。森に囲まれた美しい景観の中には見事な12.5エーカーのフランス様式の庭園がある。250種にのぼるバラ園、特に城の創建当時からあるバラの古木は注目に値する。また多種の野菜、果 実のある野菜ガーデンには伝統的な方法を使った貯蔵庫がある。」と旅行案内にありました。
フランス様式の庭は お姫様を迷路の中で捜しっこするとか ハイヒールとロングスカートつながりの隠れ場所など 聞きかじりのイメージを持っていました。
見学のタイミングが よかった。フランス式庭園は 角ガリの頭のように イナセですっきりした気持のいいものでした。外構や庭園は 太陽に向かっている面とか線が輝いていてほかの面との明度や彩度のコントラストがはっきりしているとき 美しさを感じさせてくれます。ちょうど 角ガリの仕上がったその瞬間 (坊やの角ガリなんて やわらかそうでかわいいじゃないですか) しゃきっとしたゆるぎない生気に満ちた雰囲気を感じました。
きれいにメンテナンスされた フランス様式の庭は 貴族の隆々とした繁栄のしるしでしたでしょう。もしメンテナンスする経済力がなくなったら こんなみじめな庭はないでしょうね。
電動工具のない ハサミだけで これだけの刈り込みをするというのは 大変。西洋の美には これでもか これでもかと 汗と労力を つぎ込んで作り出すものが 美とするような気分がありますね。フランス様式の庭は それかもしれませんね。