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01 May 2005

ここ数日いい天気が続き 第三温室の躯体が立ち上がりました。2×4材でつくりました。この温 室は30〜20年ほど前に多く作られた一部二階の住宅をイメージしています。これから定年を迎 える人の多くが住んでいる住宅です。2階が六帖2間の住宅ですがその大きさで屋上庭園を作って も野菜作りができ、毎日新鮮なサラダをたべられないかというのがテーマです。この4日間はハー ドな作業が続きました。毎日元気屋上で作った野菜をサラダにして食しています。これから自給率 をもっと上げていくように苗木なども準備しております。トマト、パプリカ、アシタバなど栽培し てみようと準備しています。それにしもベッドを作らないと植えることができませんので毎日忙し い日を過ごしています。




元気屋上で最大の問題は ここの立地の関係もあるのですが ビル風を受けるため風対策です。普 通の住宅地より厳しい条件です。実験環境として、いい環境だとは考えています。カナダの農場の 境界には防風林が必ず配置されていてそれが農村風景だったことを思い出します。その林にはワイ ルドチキがいてそれをとりにいった経験があります。今元気屋上で第三温室を作っていますが理由 は 風対策です。土も軽量化を図ろうとしていますので背の低い野菜ですら風害が問題です。地上 の風速に対して3階建ての元気屋上では3倍の風速になります。防風林に代わるものが必要です。 そこで風の影響のない空間がどうしても必要になります。屋上という小さい環境ですから対策は人 工的にいろいろ工夫できると思っています。広い農場では 防風林は絶対必要な対策だと思いま す。ぜひお仕事を頑張ってください。お仕事の必要性は元気屋上をやってみて身にしみて理解でき ます。屋上の外周部分を防風林に代わる塀で風を防ぐという発想が屋上庭園の基本だと考えていま す。なんとかアートな構造物で風の力を弱めて逆に利用できる方法がないか考えています。いいア イデアがあったらぜひ教えてください。あまりに風が強いので風力発電機を設置しようと計画して おります。吹き流しを付け、風がどんなふうに吹いているか毎日みています。屋上での自然は結局 人工ですから、人間が努力しないといけないものだとおもいます。その努力が人間を元気にしてく れるようなら素晴らしいのかなと思っています。台風や地震にも耐える屋上庭園をどう作るかをこ れからも模索していきたいと思います。



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