噴水の水源まで登ります。途中、ベンチがおいてありました。水源は10mほど高い位置にあります。水源は 細長い貯水池となっていました。水路と平行にロングウォークがまっすぐ延びていました。流れはほとんど感じられません。そのためか 水草がたまって 奇麗とはいえない状態でした。


 
ロングウォークから見た館は静かに水に映っていました。 この建物の外壁面は ゆるくカーブしています。谷のカーブに合わせるためなのでしょうか。芸が細かいですね。
水路の先は さらに丘になっていて 傾斜する牧草地には動物が放牧がされていました。この水源の水路は 動物たちが迷い込まないための段差(ha-haとイギリスではいう)の役目をさせているのでしょう。


 
300mのロングウォークが終わるあたりに 高い生垣が見えてきます。 その切れ目の隙間から 噴水がみえました。期待を抱かせ その生垣の中にはいると そこには 開放的な庭が 広がっていました。
右の写真は 庭の下から眺めたものです。右奥に見えるのが 高い生垣です。たくさんの噴水がありました。


 
さえぎる 大木は1本もなく なだらかな丘を借景とする花壇を配した庭でした。
今まで見てきた庭は神秘的で ロマンチックでした。一方この庭は光を一杯受けて解放的でダイナミックです。あまりに違うのでなにかちぐはぐな感じがしました。
しかし 新しいこの庭は エッジングが実にきれいにデザインされていて その点は素晴らしい庭でした。(後日報告)


 
この花壇の庭と 館を中心とした 水と噴水の庭につながっていくのは この幾何学的なトピアリーを配した路でつないでありました。


 
開放的な気分は 一番下にある池と建物と樹齢200年の樹木がマッチングした風景で 気分を和らげてくれました。この池にも噴水があったら どうだったでしょうか。

観光庭園として この庭は 大変よく手入れされていました。日本の観光庭園よりメンテナンスはしっかりしていました。個人所有で観光向けにビジネスをしている姿勢は 宗教にもたれかかった 京都の観光庭園より すばらしいと思いました。