植物も動物も 元は一緒だと 考えていいと思っています。「寝る子は育つ」というじゃないか。夜と昼が動物や植物に影響しないわけがない。

私のやっている水耕栽培は ハイブリッドで液肥をかき回さない方式です(正式な?水耕栽培は液肥が循環する)。誰でもできる簡単システムを目指しています。そこで問題なのは 根が酸素呼吸をするのに 液肥に阻まれて アップアップで苦しいのではないかと心配でした。

夜  気持ち良く 酸素を呼吸できるように 液肥のレベルを下げてしまったらどうだろうか。早速やってみることにしました。

ブドウの例
  
液肥を入れておく容器(プラスチックの鉢を購入)の底に穴を開けました。穴にホースを差し込みます。 そのホースをミツマタで連結します。これで5本のブドウの液肥は少し大きめの容器に回収できるようになりました。
 
5本のブドウは 真ん中の大きめの容器と繋がって 朝、大きい容器を 滑車で持ち上げると 液肥が戻され 夕方 お休み前に大きい容器を下げれば 液肥を回収することができるようになりました。

根はミズゴケでくるまれているので 乾燥することはなく 空気に十分触れることが出来るので 酸素を十分吸って すやすや眠れるだろうと 思ったのでした。

野菜の場合
 
レジ袋をペットボトルのキャップの部分を切り取り キャップとボトルとの間にレジ袋に挟みこむようにして(穴をあけ) キャップを締め付けることによってチュウブをつなぎました。手提げ袋の底に穴を開けて チュウブを通して 液肥のタンクが完成です。
 
ダブルのペットボトルの栽培のときです。すべてのペットボトルと手提げ袋はマカロニチューブで繋がっています。手提げの位置を高くすれば 液肥はペットボトルに供給されます。夕方 その位置を低くすれば 液肥が回収されます。

いずれ空中庭園 元気屋上に 風力発電とかソーラーパネルを設置して 夜も野菜を育てていけば 小さいスペースでも 菜園ができるだろうという 目論見があったのです。

でも 夜昼なく成長させられた野菜は ストレスが多くて おいしくないのではと素朴な疑問をもったのです。世の摂理に反することなのか? 確かめてみたかったのです。

さて こんなことを 3ヶ月ほど やっていたのです。朝 液肥の容器を幾つも持ち上げて高い位置に固定 夕には それを低い位置に戻すのです。

どう? ゆっくりお休みできた?大きく育ってね。毎日続けました。

で・・・・・・ どうでした。

ハイ・・・・・「優位な差異は 認められません」・・・・

酸素呼吸のことは そんなに心配しないでも いいのかもしれないと 思うようになりました。少なくとも 液肥に 根を漬け込まなければ 植物は成長できるようです。

そのうち 案じたとおり パイプも詰まり 現在の 長樋方式に変わっていくことになりました。