私が ダイエットを始めたきっかけは 高血圧の薬を2週ごとに もらうために 医者に通わなければならないことでした。以外に面倒なものです。

以前 高血圧で 薬を使っていたのですが そのときは 上が240 下が160で 何時ひっくり返ってもおかしくないぐらいの 状態でした。

仕事が重なり 精神的にも高ストレス状態が続いていました。しかし 血圧が高いと 実に健康的に感じるものです。元気 もりもり 食欲もあり 仕事をしてもまったく疲れを知らないほどでした。ある日 歯医者に行った折 血圧の検査を受け 高血圧下での治療は危険ということで 血圧を下げてから歯の治療をすることになりました。そのときが240−160という数字でした。

それから 血圧の薬を常用することになりました。数年間の間 毎日血圧の測定をして 気がつくことがありました。冬と夏では上下とも10ほど血圧が変化することが判りました。そこで ある夏、ダイエットをして体重を下げたら 薬を少なくすることができるようになりました。

冬になると薬が必要でしたが 肥満性の高血圧なので 思い切って 体重を下げて 塩分控え目の食事に変えてみようと ダイエットを始めました。

体重を減らしながら 濃い味付けから 食事も変えてみると 血圧は どんどん下がり始め これ以上 血圧降下剤を飲む必要がなくなってきました。

そこで 薬の世話にならずに生活することができるようになったのです。

中高年になれば 自分が元気でどこも悪くない むしろ 元気だと思っている人にこそ メタポリックシンドロームの危険性が高いものだと 自分の経験から 感じるところです。


今 血圧の高い方も 肥満が原因の高血圧症なら ダイエットが一番です。「脳溢血で ぽっくりなんてことはないですよ。」医者から聞いた言葉です。半身不随の生活をする前に 元気だと思う時こそ 血圧の測定をしてみることです。壊れてしまった身体なら何とかなっても 壊れた脳は 治すことが 大変なのだと 自覚して 自らを律することが 大事ではないでしょうか。