■ 果樹の水耕栽培
野菜だけでなく 樹木も古着ハイブリッド水耕栽培ができないのか チャレンジしてみようと考えました。原理は 前回のビタミンハイビスカスと同じ方式です。
果樹も増えてきて 毎日の水遣りが大変になるので 作業軽減のためにも 果樹の水耕栽培が可能かどうか 実際やってみようと考えました。


流水で根をよく洗い 土を落とします。
もともと鉢植えだったので 根は丸くなっていて 互いに絡み合っていました。つけもの容器に入るかどうか 確認しました。丸いので扱いやすい形になっていました。


絡み合った 根に 古着を切って作った短冊を絡ませていきました。
根を傷めないようにしながら 丁寧に布をはさんでいきます。


Tシャツの上腕部分をカットして 根を丸ごと包みました。
古着のいいところは 腕とか胴回りとか ズボンの足の部分など みな円筒形なので いろんなサイズの筒ができるので 便利です。
上下を軽く縛って根の部分はできあがりました。


プラスチックの漬物容器に 入れてみました。
収まりもよく いけそうです


液肥を1/3ほど 入れました。
肥料は布を伝わって 根全体にいきわたるだろうし 酸素を吸えるように 完全に水没させないようにしています。
10円だまを入れてあります。良いかどうかわからないのですが 銅イオンが 水の腐敗防止になるのではないかと 思ってのことです。
容器の中の布から 水分が気化することで容器内の液肥の温度上昇が抑えられるか検証しなければなりません。


蓋をして とりあえず完成です。
ブルーのフレームは 耐寒対策でビニールシートをかぶせて冬越しさせてきた温室型コンテナです。
外部のフレームに合わせてトピアリーを作り楽しもうと思っていたものです。今回水耕栽培で樹木を支持するにはいい形でした。そのまま使えて大変便利です。 
外のフレームに縛り樹木の固定をができます。


オレンジの水耕栽培が完成しました。
なんとか 環境の激変に耐えて 成長してほしいと 祈るばかりです。


暑い夏の日差しに すこし葉が柔らかくなってきたので 日除けと アルミホイルで 猛暑対策をしました。
この夏 水温が上がるようなら 外側に水槽を作り 気化熱利用の 冷房対策をしようと 考えています。現在のところ 問題ないようです。




台風一過の快晴の朝 ほぼ10日ほどたった オレンジです。
はっきりはいえませんが ほぼ 成長してくれそうな感じがします。今年芽吹いた葉もつやつやです。液肥は少しよどんだような感じがしますが 臭いはありません。外気温30度ですが水温26度と 温水栽培にはならず 水耕栽培で育っています。
植物は それ自体生命力があり どんな環境でもなんとか生きる対応をするので どんどん成長してくて 結実してくれなければ 成功とはいえないでしょう。
空気を吹き込むエアーポンプなしで 成長して実を付けてくれるなら 土を持ち込んだり 毎日水遣りをする手間から開放されるので なんとかオレンジ君がうまく育ってくれればと思います。古着で果樹園ができるようになれば 楽しさ倍増です。