■ 古着の山を処分しよう
還暦元気ダイエットの成果が上がり 昔着ていたものを処分しようまとめてみました。山のような古着を捨てるにしのびなく なんとか利用できないものか捨てきれずに廊下に置きっぱなしにしていました。
ん!? 水耕栽培に使えないか!!と思い付き 実験にとりかかりました。
布は保水や通気の性能が高く いい成果につながる?かもしれないと 心躍りました。
どの家庭でも古着の処理は困っているし 年寄りの家には 捨てきれない古着の山があるだろうと思いました。わざわざ土を買って 屋上に持ち上げなくても軽い古着なら簡単に持ち上げられます。


■ 先ずは 単純なものから始めました

Tシャツを 短冊に切りました。切り始めは ちょっと戸惑いましたが ごみとして出すのよりいいと ざっくと切り込みました。
短冊に切ったのは ただ丸めるより 根が伸張しやすいだろうと考えてのことでした。


苗木屋さんで売っていた ビタミンハイビスカスの苗をポットから 取り出し 根を傷つけないよう注意しながら流水で土を落としました。
ビタミンハイビスカスは がくの部分が栄養素が多いと説明書きにありました。
白い根が伸びていたので これは水耕栽培できそうと期待が持てました。


洗った根っこを 根を分散させながら 布の短冊で束ねるようにしました。
なるべく根の間に布が入り込むように 液肥の吸収がスムースに出来るようにと考えました。




ばらつかないように 古着の靴下に入れました。
靴下で根っこがまとまりました。先のほうは 液肥を吸い込むように また 根が伸びれるように古着を詰めず 空けておきました。(その通り伸びてくれるとは思えませんが)


■ ペットボトルを加工して



次は2リッターのウーロン茶のペットボトルの上部を水平に切り 2ヶ所 穴を開け針金で吊るしました。
液肥を入れると すぐ吸い上げて どんどん上がって全部に液肥を吸い上げるのにそんなに時間がかかりませんでした。さすが使い古した靴下は水との親和性が抜群でした。
液肥は根の半分ほど浸るようにして 酸素の吸入ができるようにしました。 布の特性で空気の流通も確保でき これで肥料と酸素をうまく植物に与えることができると思いました。


■ アルミ箔で光と熱の遮断




光が入ると アオコの発生があるので 先ずアルミホイルで ペットボトルを巻き くるんでみました。
ペットボトルには 補強のための凹凸がついているので その部分が空気層になり断熱効果を高めてくれます。さらに支持の補強になるので 巻きつけるだけで十分でした。
蓋の部分は アルミホイルを傘のように巻いて 通気できるよう すこし 隙間を取っています。
アルミホイルの効果は大きく 太陽光の直射を受けても 水温の上昇は抑えられることが確認できました。
また 靴下から水分が気化するので ある程度 水温を下げることができ 古着水耕栽培は うまくいきそうな 予感がしました。
(水分の上昇は 液肥の濃度が高くなったり PHが変化したりするので今後の検討が必要になりますが。)


■ 元気に育っている模様です

約1週間後の ビタミンハイビスカスです。
一番下の葉は枯れたので 切り取りましたが 水耕の環境に順応し始めているようです。
私は靴下に囲まれた根の部分は (動物の腸のような)生物共生環境となり、腐敗しない状態が続くと考えています。布で根を囲むことでその共生環境を維持しやすくなるのが 古着ハイブリッド水耕栽培の利点となるのではないかと考えています。


■ 古着ハイブリッド水耕栽培
古着ハイブリッド水耕栽培は屋上菜園の 最高の方式?かもしれません。
水遣り、重い土や肥料などの荷揚げ、地震問題、排水系のトラブル、害虫の被害などから開放され 野菜作りが簡単になりそうです。
しかしインターネットで調べても 技術は大規模農場などのレベルで素人が取り組むにはハードルが高いような気がします。
今回はもっと簡単にしようと 空気の吹き込みをやめ 布の特性に着目して 古着ハイブリッドに挑戦してみました。ペットボトルと古着が活用できれば リサイクルやごみ問題にも貢献できるというものです。
歳をとっていても だれでもできる 水耕栽培を目指して さまざまな工夫をしてみます。
技術は 春夏秋冬と最低1年は検討する必要があります。今後の活動を見守ってください。アドバイスがあればブログにお願いします。