【野菜ノート】
NO.3虫との闘い...2006/07/26
屋上庭園とか 屋上菜園が普及するには 害虫対策が大事です。虫のきらいな(特に女性)人達が 菜園を作ろうという気分にならないからです。 害虫対策がある程度できることが説明できないと 屋上菜園や屋上果樹園を作る人多くならないと思います。 害虫対策は 大きなテーマになります。屋上で農薬を使うのは元気屋上のコンセプトに合わないと思います。 スーパーで売っている野菜は 実にきれいで やっぱりプロは違うと思うことしきりです。私が作った野菜は穴だらけです。虫と共存しているので 虫に食われる前に食べるなど言っても言い訳にもなりません。 明日食べようと 思っていたものを 虫に食われてしまうことがあります。そんな時は がっかりします。
気温の上昇と共に アブラムシなどの数が増えてきました。毛虫も多くなり まさに対策が必要になりました。 増える前に手を打っておかないといけないことは後でわかりました。後の祭りした。 この小さい屋上に アブラムシは数万、数十万ぐらいいるのではと思うほどです。一種類でなく何種類の虫が一葉に共存しているのです。
インターネットはすばらしいアイデアを提供してくれます。いろいろ調べてみるうち アブラムシは光っているものがきらいなようです。やってみようと アルミホイルを 敷いてみました。 効果テキメンという訳にはいかなくとも なんとなく 少なくなったような気がします。対策をしたような気分になりました。 アルミホイル効果としては 毛虫はその下をねぐらにするのでめくってみれば すぐに見つけることができるので 捜査に時間がかからないようになりました。(すべてに言えるとは言えませんが)
アルミホイルで 面白いことに気がつきました。 アルミホイルを敷くと 縦に伸びていた 葉っぱが水平に伸び始めたのです。大きくなった葉っぱをちょきちょき摘む収穫方法には なんと都合のいいかと 気がつきました。 光の反射があるので 太陽に向かって伸びていた葉っぱが広がってくれるので はさみを入れやすくなったのです。 写真はフレンチソレルです。今までは虫に食い荒らされとても栽培に値しないとあきらめかけていたのですが これで何とかやっていけるかと希望が持てるようになりました。
害虫と 戦うにしても 農薬の知識などありません。 一網打尽にするすべもないのです。特に毛虫に食べられるのは なんとしても 我慢ができないので しばらく観察することにしました。 無秩序な害虫というイメージも 観察していると 彼らにもルールとか 棲み分けがあるようです。 生きるすべが 彼自身の形態に現れているようです。皮膚の色が土に見まごう毛虫は 夜行性で昼は 浅い土の中か 皮膚の色、模様とそんなに違わない環境を選んで寝ているようです。 青い虫は 昼も活動しており 葉っぱの裏で紫外線をさけ、日差しの弱い 風も吹かない場所にいるのです。(一つの例ですべてではないと思います)これは捜査情報としてのプロファイルとして重要情報です。 食べようと思った葉っぱが食い荒らされ 大きいウンチがあるときは その株の根元の土を浅く掘り返してみると 丸々と太った毛虫がいます。これを始末します。しばらく安心です。 敵を知ることが 最大の攻撃と 毎日観察することが大事です。今後もしっかり見ていけば なんとかなるかもしれません。そんなに簡単じゃないぞという声がすぐ聞こえるような気もしますが。
甘夏についた毛虫です。何の幼虫なのかわかりませんが 葉っぱの色と同じ保護色です。見事です。彼らは柑橘系のいいにおいまでするのです。(勘違いかも) 風に飛ばされないよう枝にしっかり抱きついています。 始めの一匹を退治して 安心していたら 後で5匹もいたのには驚きです。よく見て探さないと見逃していまいます。枝を単位にしっかり見て 退治しないと大変です。 葉っぱの食い跡とウンチが 捜査の手がかりです。
テントウムシはすばらしい。感激です。アブラムシにまみれた株が いつのまにかきれいになってます。実に素晴らしい掃除屋さんです。 いとおしいやつです。こんなにテントウムシに感激したことはありません。 ローマンカモマイルに取り付いた テントウムシ君です。
テントウムシの抜け殻です。セロリの葉っぱで脱皮してました。脱皮のときは虫のつきにくい葉っぱを選ぶのは安全だからなのでしょうか。 自然は 実に合理的な世界です。庭仕事が癒しにつながるのはこの合理性がひとつの理由かもしれませんね。 はじめ テントウムシの幼虫も にっくき毛虫ということでつぶしてしまいました。なんと残念!この毛虫があんなにかわいいテントウムシになるなんて 毛虫を見極めていかないといけないと 反省しています。
害虫の被害を少しでも減らすには 風通しを良くして日当たりがいい環境にすることのようです。欲をかいてたくさん植えつけると 収穫も減っていいことは何もないと教えられました。 ロングベットは土がつながっているので 虫の移動もしやすく害虫はすぐ広がってしまいます。そこで鉢栽培にしました。飛んでくるものは防げなくとも 被害は分散できると考えています。
■害虫対策として 警備員を配置しています。ねぎ、にんにく、にらです。日差しを遮らないし 風通しも悪くしないスリムなガードマンです。 ガードマンを点々と配置し 虫君たちの気分の悪い環境を作ります。サラダにするのにねぎを摘まむと切り口から独特の芳香を発散します。これで新たな虫が住み着くのを少しでも減らせたらいいですね。 一方 虫が逃げていける植物も植えます。根絶やしなど無理すから 彼らが住める場所も与えておきます。集中居住させ 枝ごと切り取り始末します。広く分散するより 一箇所に集中してもらえば対策が楽になります。 元気屋上は多品種少量生産がいいと考えています。基本は虫のつきにくい 品種を探し植えていくことです。現在多くの品種を植えてみて 様子を見ているところです。虫と戦いながら育てるより虫好きのしない野菜を育てることが一番の害虫対策です。
現在育成中のにんにくガードマンです
害虫対策として 緑の農薬を実験しています。 虫のつかないハーブがあります。旺盛な生育をして食べきれないほどの量です。これを切りとり 葉っぱ農薬として 野菜の根元におきます。(挿し木にすると少し長持ちします)レモンパーム、ペパーミントなどです。 こんなところには 住んじゃいられないと逃げ出してもらえたらという作戦です。
害虫対策最終手段は 人海戦術です。絵画用の絵筆を使って 虫を掃いて落としています。 虫が良くつく部位は 花芽とか 成長部などが多いような気がします。花芽は付けさせないように切り取ります。葉物野菜ははっぱが命です。花がつくと野菜は終局をむかえ 茎と花に栄養が集中して食べるべき葉っぱが小さくなってしまいます。ですから出てきたら即刻切り取ります。 きうりの先端の成長部は虫がたかっています。栄養を吸い取られ 成長速度が遅くなっているようなので このようなときは 筆で払い落とします。また集まってきますので いたちごっこです。 よく分からないのですが 同じ植物でも時期や部位で付く時期、付くところが変わってくるのです。あきらめないで続けると いつの間にかいなくなることもあるので 続けようと思っています。
被子植物に進化してきたのは 昆虫との 合体作戦ですから 虫と野菜は一体の関係です。野菜だけ欲しくてもそうは問屋はおろしてくれません。
野菜もフェロモンをだして 虫を呼びこみます。都合のいい虫だけが集まってくれることはありません。 虫が野菜を食い潰すことも起こります。販売する目的で野菜を生産することは 大変むずかしいに違いありません。しかし自家用で食べる分なら どうにかなると思います。
庭仕事には 癒しを感じます。日々の人間社会では 訳の分からないことがおきますが 自然の社会では まったく合理的な世界だからでしょう。しかし こちらの思うようにはなりません。それはこちらの理解が足りないからで それに近づくため 好奇心を沸き立たせて 考えてやってみることが面白いのです。癒しと好奇心が庭にはあります。
野菜を作り始めて1年の素人が 分かることなど高が知れていますが これからも 害虫の被害の少ない屋上庭園を目指します。屋上庭園を広く多くの人が楽しめるよう 素人の経験を見ていただき 参考にして よし私もやろうと思い立っていただけたらと思っています。
気温の上昇と共に アブラムシなどの数が増えてきました。毛虫も多くなり まさに対策が必要になりました。 増える前に手を打っておかないといけないことは後でわかりました。後の祭りした。 この小さい屋上に アブラムシは数万、数十万ぐらいいるのではと思うほどです。一種類でなく何種類の虫が一葉に共存しているのです。
インターネットはすばらしいアイデアを提供してくれます。いろいろ調べてみるうち アブラムシは光っているものがきらいなようです。やってみようと アルミホイルを 敷いてみました。 効果テキメンという訳にはいかなくとも なんとなく 少なくなったような気がします。対策をしたような気分になりました。 アルミホイル効果としては 毛虫はその下をねぐらにするのでめくってみれば すぐに見つけることができるので 捜査に時間がかからないようになりました。(すべてに言えるとは言えませんが)
アルミホイルで 面白いことに気がつきました。 アルミホイルを敷くと 縦に伸びていた 葉っぱが水平に伸び始めたのです。大きくなった葉っぱをちょきちょき摘む収穫方法には なんと都合のいいかと 気がつきました。 光の反射があるので 太陽に向かって伸びていた葉っぱが広がってくれるので はさみを入れやすくなったのです。 写真はフレンチソレルです。今までは虫に食い荒らされとても栽培に値しないとあきらめかけていたのですが これで何とかやっていけるかと希望が持てるようになりました。
害虫と 戦うにしても 農薬の知識などありません。 一網打尽にするすべもないのです。特に毛虫に食べられるのは なんとしても 我慢ができないので しばらく観察することにしました。 無秩序な害虫というイメージも 観察していると 彼らにもルールとか 棲み分けがあるようです。 生きるすべが 彼自身の形態に現れているようです。皮膚の色が土に見まごう毛虫は 夜行性で昼は 浅い土の中か 皮膚の色、模様とそんなに違わない環境を選んで寝ているようです。 青い虫は 昼も活動しており 葉っぱの裏で紫外線をさけ、日差しの弱い 風も吹かない場所にいるのです。(一つの例ですべてではないと思います)これは捜査情報としてのプロファイルとして重要情報です。 食べようと思った葉っぱが食い荒らされ 大きいウンチがあるときは その株の根元の土を浅く掘り返してみると 丸々と太った毛虫がいます。これを始末します。しばらく安心です。 敵を知ることが 最大の攻撃と 毎日観察することが大事です。今後もしっかり見ていけば なんとかなるかもしれません。そんなに簡単じゃないぞという声がすぐ聞こえるような気もしますが。
甘夏についた毛虫です。何の幼虫なのかわかりませんが 葉っぱの色と同じ保護色です。見事です。彼らは柑橘系のいいにおいまでするのです。(勘違いかも) 風に飛ばされないよう枝にしっかり抱きついています。 始めの一匹を退治して 安心していたら 後で5匹もいたのには驚きです。よく見て探さないと見逃していまいます。枝を単位にしっかり見て 退治しないと大変です。 葉っぱの食い跡とウンチが 捜査の手がかりです。
テントウムシはすばらしい。感激です。アブラムシにまみれた株が いつのまにかきれいになってます。実に素晴らしい掃除屋さんです。 いとおしいやつです。こんなにテントウムシに感激したことはありません。 ローマンカモマイルに取り付いた テントウムシ君です。
テントウムシの抜け殻です。セロリの葉っぱで脱皮してました。脱皮のときは虫のつきにくい葉っぱを選ぶのは安全だからなのでしょうか。 自然は 実に合理的な世界です。庭仕事が癒しにつながるのはこの合理性がひとつの理由かもしれませんね。 はじめ テントウムシの幼虫も にっくき毛虫ということでつぶしてしまいました。なんと残念!この毛虫があんなにかわいいテントウムシになるなんて 毛虫を見極めていかないといけないと 反省しています。
害虫の被害を少しでも減らすには 風通しを良くして日当たりがいい環境にすることのようです。欲をかいてたくさん植えつけると 収穫も減っていいことは何もないと教えられました。 ロングベットは土がつながっているので 虫の移動もしやすく害虫はすぐ広がってしまいます。そこで鉢栽培にしました。飛んでくるものは防げなくとも 被害は分散できると考えています。
■害虫対策として 警備員を配置しています。ねぎ、にんにく、にらです。日差しを遮らないし 風通しも悪くしないスリムなガードマンです。 ガードマンを点々と配置し 虫君たちの気分の悪い環境を作ります。サラダにするのにねぎを摘まむと切り口から独特の芳香を発散します。これで新たな虫が住み着くのを少しでも減らせたらいいですね。 一方 虫が逃げていける植物も植えます。根絶やしなど無理すから 彼らが住める場所も与えておきます。集中居住させ 枝ごと切り取り始末します。広く分散するより 一箇所に集中してもらえば対策が楽になります。 元気屋上は多品種少量生産がいいと考えています。基本は虫のつきにくい 品種を探し植えていくことです。現在多くの品種を植えてみて 様子を見ているところです。虫と戦いながら育てるより虫好きのしない野菜を育てることが一番の害虫対策です。
現在育成中のにんにくガードマンです
害虫対策として 緑の農薬を実験しています。 虫のつかないハーブがあります。旺盛な生育をして食べきれないほどの量です。これを切りとり 葉っぱ農薬として 野菜の根元におきます。(挿し木にすると少し長持ちします)レモンパーム、ペパーミントなどです。 こんなところには 住んじゃいられないと逃げ出してもらえたらという作戦です。
害虫対策最終手段は 人海戦術です。絵画用の絵筆を使って 虫を掃いて落としています。 虫が良くつく部位は 花芽とか 成長部などが多いような気がします。花芽は付けさせないように切り取ります。葉物野菜ははっぱが命です。花がつくと野菜は終局をむかえ 茎と花に栄養が集中して食べるべき葉っぱが小さくなってしまいます。ですから出てきたら即刻切り取ります。 きうりの先端の成長部は虫がたかっています。栄養を吸い取られ 成長速度が遅くなっているようなので このようなときは 筆で払い落とします。また集まってきますので いたちごっこです。 よく分からないのですが 同じ植物でも時期や部位で付く時期、付くところが変わってくるのです。あきらめないで続けると いつの間にかいなくなることもあるので 続けようと思っています。
被子植物に進化してきたのは 昆虫との 合体作戦ですから 虫と野菜は一体の関係です。野菜だけ欲しくてもそうは問屋はおろしてくれません。
野菜もフェロモンをだして 虫を呼びこみます。都合のいい虫だけが集まってくれることはありません。 虫が野菜を食い潰すことも起こります。販売する目的で野菜を生産することは 大変むずかしいに違いありません。しかし自家用で食べる分なら どうにかなると思います。
庭仕事には 癒しを感じます。日々の人間社会では 訳の分からないことがおきますが 自然の社会では まったく合理的な世界だからでしょう。しかし こちらの思うようにはなりません。それはこちらの理解が足りないからで それに近づくため 好奇心を沸き立たせて 考えてやってみることが面白いのです。癒しと好奇心が庭にはあります。
野菜を作り始めて1年の素人が 分かることなど高が知れていますが これからも 害虫の被害の少ない屋上庭園を目指します。屋上庭園を広く多くの人が楽しめるよう 素人の経験を見ていただき 参考にして よし私もやろうと思い立っていただけたらと思っています。