■増えたり減ったりの要因分析をしましょう

変化する体重のグラフから効果的な減量方法が読み取れるます。それを洗練して確かなものにしたのが「こうすれば痩せられる」アクションになります。アクション項目を決めていった過程を 日々の変化に着目していくつか説明しましょう。

■3日連続で体重が下がることは まれ
毎日同じものを食べ同じような運動をしていても体重は乱高下をします。3日連続で体重が減っていい気分になっても次の日、アップすることが多いものです。 6日続落の記録も年に数回ありましたが レアケースです。同じように6日連続でアップすることもありますが これもレアケースです。 減量=疲労です。減量を続けていけば 当然疲れが残っていきます。 頑張りすぎて疲労がたまれば、活動は自然に低下し体重は戻るものです。疲労を残さず減量する量を決めるのが効果的です。体力が落ちている高齢では目標値を小さくし自分の体力に見合う量にすべきです。

■夕食を軽くすると 体重は減る
2月のグラフです。
前日の夕食を軽くした翌日の体重は下がっています。減量をしたいなら 夕食を早めに軽くすることです。しかし前日の晩飯を我慢しても 翌朝下がるとは限りません。昼食や作業量なども関係しています。 3回の食事のバランスが大事になります。朝:5 昼:7 夕:3 を実行した上で夕食を少なめにしたときは期待通りです。 減量が進まないときは 夕食をいつもより少なくし早めに切り上げます。テレビを見ながら 摘みながら ちびりちびり一杯飲んだ翌日は大体アップしています。

■GI値が低いものが 腹持ちがいい (1)
7月のグラフです。このときのレシピは煎り豆小女子でした。 GI値が低い食品からメニューを決めようと考え試行錯誤から いり豆(GI値30)にしました。 煎り豆は 司馬遼太郎の「坂之上の雲」でポケットに忍ばせた煎り豆を食べる参謀秋山真之の話を覚えていたこともあり実践しました。 GI値が低い食品は お腹がなかなか減らない 腹持ちのよい食品なのです。お腹が減らないから量を減らせるので減量できるのです。大豆は栄養価も高く繊維質も多く水を一緒に飲むことによりお腹も膨れ 減量にはなかなか優れものです。 いり豆レシピは大成功。15日からは元気屋上の工事に入り炎天下の肉体労働で十分の運動量で気持ちよく減量できました。 青い円は お付き合いで昼食に「うなぎ」をいただいたためのアップです。減量一直線より 時に身体をいたわって食を楽しむ方が疲れが少なくなりいい結果を得られ長続きします。余裕が必要です。

■GI値が高いものは 減量には不向き (2)
10月の実績から 秋の味覚「柿」を1箱いただきました。Aのアップはを思わずたくさん食べてしまったときです。 Bは旅行で旅館の食事をしたのでアップしています。米飯は食べる量を抑えていても結果は1Kアップでした。 Cは果物と生ハムで夕食を楽しんでいます。甘い果物は量のコントロールが難しいのです。夕食には不向きかもしれません。 Dのアップは 昼食にラーメンを食べたためです。 GI値の高い食品は たとえ量的に軽めにしても減量には不向きだと感じました。 ごはん、ラーメン、そば、スパゲティー、パンなどは減量には不向きな食材です。お付き合いのとき楽しむか、これから重労働で力をださなきゃならないときに食べることだと思います。

■減量するなら早寝がいい
2月の実績です。だらだらと続くグラフには 疲労感が続くとあります。寒い上に気分も沈滞し勝ちな季節でもあり、疲労感がとれない時の変化です。 長い間記録をとっていくと、体重測定時 今日は何Kと、予測ができるようになります。その予測が狂うとき なぜなぜ5回とチェックしていけば減量方法を見つけることができます。 食べ過ぎが太る理由ですから、食事量の判断が甘くなっています。疲労を回復させようと自然に量が増えるのでしょうか。 疲労感は無気力にさせ 減量しようという気持ちを失わせることも大きい理由かもしれません。 痩せたいという気持ちが大事です。減量が進まなくなったら 早く寝て元気を回復させ 気力も回復し またやる気も沸いてきます。 減量の特効薬は 早寝です。

■リズムの狂いが減量難を呼びこむ
11月のグラフです。
秋も深まり鍋物がおいしくなります。月の前半は牡蛎鍋とか湯豆腐などを夕食に摂っていました。


Aはあったか鍋スープを三食とも食べた結果でした。鍋料理はだらだらと時間が長くなり勝ちです。野菜が主体の鍋でも量も多くなり 減量しにくいといえます。

Bは新開発のキムチトマトスープで巻き返しました。

Cは出張のため外食でアップしています。

季節の変化は大きくリズムを変えます。気温が変わり 旬の食も出てきます。また出張などもリズムを狂わせますので注意が必要です。 季節の変わり目にうまく対応して 体調を整えて早めに生活のリズムをしっかりつかむことが大事だといえます。

■1日の体重変化は?
折れ線が朝の体重 棒グラフは夕方の体重です。アップした日は赤で表示してます。 体重はおおむね夕方のほうが 最大1.5K、平均的に0.5Kほど下がります。

Aは台風が近づき運動量が減っているとき 友人と夜遅くまで飲み(29日)次の日台風で作業ができず外食で体重が増えてしまいました。

B あまり朝夕に差がないのはおおむね疲労感を感じて作業量が少ない日です。体内の水分量の変化が朝夕の体重変化といえると思います。

Cは暑さも和らぎ秋への変化を感じる日でした。22日は会議などで作業なし、23日は作業なしでフランス料理を食べています。24日は反省し夕食を軽めにして夜早めに就寝しています。
朝夕の体重が逆転している日は 昼食をたくさんとったとき、運動量が少なかったときに起こっています。 運動量を上げて減量するか 食事を制限して減量するかのバランスで変化しているようです。 朝夕体重測定すると 生活のリズムを知ることができます。夕方の体重が増える日が続くと体重アップの生活スタイルになっていることが分かります。

■日々の記録が大事
減量を より効果的で 楽に成功させるには 記録をとり残していくことが 大事です。快調に減量が進んでいるときの記辻が欠けていて 説明できない部分があり 反省するところ大です。
同じパターンが出てきたとき それと比較することで 分かることがあります。記録しているとき 意味がなくとも 後で役立たせるには しっかり記録をつけることです。
体重の変化がなぜ起こるのかを 「なぜなぜ5回」考えてみることで アクション項目が見つかってきます。自分の経験から あみ出した方法は 自信を持って実行することが出来るものです。またその実行で変化が生まれたときに 何が問題かが 分かってくるものです。
肥満は人生や 命にかかわる問題です。記録をとり考えることは 今まで分からなかったこが見えて 楽しみながら取り組める 知的なゲームです。結構はまります。