■ 靴下の野菜たち



■ 靴下を利用した 液肥での栽培をしています。結構育っていますので 紹介いたします。 2×2(2×4の2つ割り)を吊るしそれに1本(2300mm)に10本ほどビスを取り付け細いワイヤーで吊り下げています。 古着の靴下にできるだけ薄いポリ袋をいれ 根をスポンジで安定させ、液肥で野菜を育てています。


■ 買ってきた苗木をポットから取り出し 土を落とし水で洗います。激変する環境に適合させるには しばらく乾燥させショックを与え生命力に火をつけてやり、液肥を吸うようにします。ここいら辺がおもしろいですね。 下の写真はポットから取り出し液肥の栽培にした翌日のものです。しゃきとして元気です。大事にしすぎるとすぐに元気に適応してくれないものもありました。インターネットで調べていたら そこそこ乾燥させるのがいいという情報があったので やってみたら うまくいきました。


■ 購入した苗木には 毛虫やアブラムシがついています。よく水洗いすることで 温室内に入れないことがだいじですが 根絶することは 無理なので こまめに見る必要があります。 アブラムシがびっしりついていたのは広島菜の苗木でした。葉脈に近いものは大きくそうでないものは小さいのは おもしろいですね。葉が大きくなる速度とアブラムシが成長する速度がうまく合っているのも自然の妙ですね。



■ 靴下のゴムの部分をまくって 液肥をいれるポリエチレンの大きさに合わせて丈を調節し 折り曲げた部分に針金を通し 引っ掛けられるようにしてあります。 ストローは液肥を入れるために付けていますが 現在はスポンジの上から液肥を吸い込ませているので 使っていません。 イチゴの栽培をしてみようということで 苗を買ってきて スポンジで挟んだ状態です。スポンジはポリの袋の下まであったほうが 水没することなく育てられるので 現在は縦長にスポンジを使うようにしています。 2×2のバー材にねじを止め付け それにぶら下げています。目の高さにあわせてバー材をセットすると 腰が楽ですし 老眼の私には アブラムシを見つけるには便利です。高さを利用することで 立体的に空間利用ができるので 小さい場所では効率的です。



■ 左から 高菜、レタスバタークランチ、レタスロメイン、キャベツです。少し成長したら葉をカットして ベビールーフサラダにして食べていますのであまり大きくはなっていませんが 芯が成長するものは背がのびて上の部分に葉がついている妙な形になっています。レタスは葉をカットすると白い液体がにじんできます。そのせいか アブラムシがつかないので助かります。キャベツは下から葉を切っていくと芯が伸びて丸まらないのでベビールーフサラダにはもってこいです。 育ててみて 葉の厚い野菜が育てやすいし、カットしやすいと感じています。

■ 時期はずれですが12月1日に種を蒔き1週間ほどたったときの写真です。スイスチャード、ケール、べんり菜、春菊が芽をだしました。これを間引きながら大きく育てて 靴下水耕栽培にしたり 地植えにしました。




■ スイスチャード、ケール、春菊、べんり菜です。 寒さにも負けず元気に育っています。種から育てているので愛着もひとしおというところです。


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■ 液肥だけの水耕栽培だけではなく 土、セラミスグラニュー、バーミュクライトなどをためしています。現在観察中ですが、顕著な違いはありません。また同じ苗木を鉢植えにして比較しています。これも 違いがみとめられません。
(1)は袋の底に穴を開け土を入れたもの
(2)はセラミスグラニュー(商品名 ドイツの山地ヴェスターヴェルト産の粘土を原料とした多孔質の粒状土。適量の水を与えると、 その水を100%吸収し、保水するので、植物が必要なときに必要な量の水分をそこから吸収することが出来る。)をペットボトルに植えたもの。
(3)はセラミスグラニューをポリ袋につめて植えたもの。
(4)は比較のため 地植えにしたべんり菜です。大きさも勢いも同じようです。
何か判るのではと思いやっています。変化がなければ一番費用がかからない 屋上で扱い易い液肥だけのものが一番だということもいえるのではないかと期待しています。



キャベツ

ケール

ケール

■ ブログでお答えした 背の高いすらりとしたキャベツです。幹に残る傷が切り取った葉の痕です。次がケールです。栽培した私も こうなるとは思ってもいませんでした。 葉を小さいうちに切り取りすぎると 株が弱ってしまいます。そこで多少大きくなってきて 葉が混んでいるところや日陰を作る葉などを 切り取り食べます。 これから どうなっていくのか 楽しみです。どこまで伸びるのでしょうか。